皆さまも良くご存じの通り、2020年は鬼滅の刃が大ヒットしました。
国会（衆院予算委員会）において、菅義偉首相が「私も『全集中の呼吸』で答弁させていただく」と、鬼滅の刃の台詞を引用して、それが通じるくらいの大ヒットぶりです。
さて、今日は、この鬼滅の刃に関して、
「鬼滅の刃のヒットは、日本人の健康改善や能力改善に寄与するところがあるかもしれない」
という視点について、ご紹介させて頂きます。
大した話ではないのですが、お時間のある方は、「ちょっとした謎解き」のつもりでお読み下さい。
鬼滅の刃と健康を結びつける理由はシンプルです。
原作やアニメをご覧になった方はご存じの通り、鬼滅の刃という物語において、「呼吸」は重要な要素となっています。
主人公達が強くなる為には、「呼吸を極める事が大切」という筋書きになっているのです。
この為、この物語の中では、呼吸に関する描写や台詞が良く出て来ます。
そして、呼吸を工夫する事で、実際に我々もパフォーマンスを改善する事は可能です。
日本では、昔から武術や禅の修行などで、呼吸の重要性は強調されてきました。
また、海外でも、マインドフルネスといって、瞑想に近い作業が経営者の間でも流行っています。
有名な所では、アップルのスティーブ・ジョブズ氏も取り入れていたと言われています。
それくらい、呼吸を意識する事による効果は広く認識されているのです。
ですから、原作やアニメを見た（読んだ）後、呼吸を意識してみて、少し頭がはっきりしたような経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
この記事の冒頭で挙げた「鬼滅の刃が日本人の健康を改善するかもしれない」という理屈は、もうお解り頂けたと思います。
鬼滅の刃を見て、呼吸に関心を持つ人が増える事を期待しているのです。
特に、昨今はスマートフォンの普及に伴い、姿勢が悪くなり、結果、呼吸が浅くなっている人が多いと言われています。
そして、それが健康悪化に繋がっている可能性も指摘されています。
そういった中での鬼滅の刃のヒットです。
鬼滅の刃が、健康改善やパフォーマンスを改善するきっかけになってくれると良いな、と思っています。
ちなみに、本題とは少しずれますが、鬼滅の刃がヒットした理由の一つに「呼吸」があるのではないか、と考える所もあります。
言うまでもなく、「呼吸」は、我々にとっても身近なものです。
ですから、多くのフィクションの物語以上に、観客（読者）は、主人公達に共感しやすい面があるようにも思うのです。
全く自分が実感できないような世界のお話よりも、努力が身近に感じられる世界の方が、物語には入り込みやすい面がありますので。
ですから、このような「身近に感じやすい要素（自分も意識すると成長できそうな要素）」が作品に含まれていた事も、鬼滅の刃のヒットに繋がったのではないか、とも考えている訳です。
