※新型コロナウイルスの寿命について追記(2020年10月12日)
※新型コロナウイルスの寿命について追記(2020年4月11日)
※自社イベントの中止判断のガイドラインとして、関連記事を追加(2022年3月6日)
※新型肺炎の特徴についてWHOが発表した為、追記(2020年2月29日)
※潜伏期間が14日を超えるケースがある事が報じられた為、潜伏期間について追記(2020年2月22日)
※WHOが新型コロナウイルスによる肺炎をCOVID-19(読み方:コーヴィッド・ナインティーン ※WHOの記者発表音声をもとに当社で片仮名化)と命名した事を受け、当記事のタイトルを変更しました(2020年2月12日)。
新型肺炎(新型コロナウイルス)の対応に、各社、追われている事と思います。
当社でも、情報収集を行い、医療分野の専門家を入れて議論を行い、社員向けに「注意すべき点」などをアナウンスしています。
ネットでも十分に情報は集まると思いますが、その内容の一部を公開させて頂く事にしました。宜しければ、参考にして下さい。
※本件に関して、当社は特別の情報ルートを保有している訳ではありません。また、当記事の内容に関して一切の責任は負えません。
※目的は「健康管理の為に、知っておくべき内容」ですので、ウイルスの専門的な情報や感染者などの情報については含まれていません。
※以下の情報は、原則として、一般の方でもネット上で根拠が確認出来るものに限定し、社内向け文章を再編集しています。
マスクによる効果について
Q1:マスクをしていれば防げるのか?
残念ながら、マスクで完全に防げるとは言えません。[*1-1]
そもそも、一般的なマスクは、「感染者が、自分の病気を他人に移さない」事を基本的な目的として設計されていると言われています。[*1-2]
もちろん、マスクを正しく使えば、新型コロナウイルスに対しても、一定の予防効果は期待できます(詳細は、後述)。また、万一、自分が感染者であった場合に他人にうつす危険性を下げる事が出来ます。積極的にマスクの着用をお願いします。[*1-3]
Q2:高額なマスク(N95マスクなど)の方が有効なのか?
残念ながら、N95マスク(微粒子用マスク)でも完全に感染を防げるとは言えません。
理由は、N95マスクが対応している粒子の細かさが0.3マイクロメートルなのに対して、ウイルスの粒子が0.1マイクロメートルである為です。[*2-1]
とはいえ、目の細かさや構造の違いなどから、通常のマスクよりは高い効果が期待出来る可能性はあるでしょう。医療現場でも、N95マスクは利用されています。[*2-2]
ですが、N95マスクの長時間装着は、本人への負担(息苦しさなど)が大きいと言われています。装着にストレスを感じて外してしまっては意味がありません。[*2-3]
コストの問題なども含め、高額なマスクを使うかどうかは、各自で判断して下さい。
Q3:マスクをする意味は?
まず、万一、自分がウイルスを持っていた場合に、第三者にうつすリスクを軽減出来ます(飛沫感染の防止)。
その他にも、
・一定のウイルスをフィルタする効果
・保温・保湿効果
・口や鼻などを汚染された手で触るのを防ぐ効果
などが期待出来ます。[*3-1]
ウイルスの基本情報
Q4:どの位、恐れるべきなのか?
致死率は2%~3%程度と報道されていますが、まだはっきりとした事は解りません。
季節性インフルエンザの0.1%未満と比較すれば高いものの、同様に騒がれたSARS(重症急性呼吸器症候群)の約10%やMERS(中東呼吸器症候群)の約34~35%などと比べれば、致死率は低いと言われています。[*4-1]
また、報道によれば、死亡者は、他に持病を持っていた人が多いと言われており、持病がなく、かつ、健康な若者に限って言えば、致死率はそこまで高くない可能性はあります。[*4-2]
しかし、感染者数ではSARSやMERSなどを既に超えており、感染力はこれらよりも強い可能性があります。[*4-3]
Q5:ウイルスはどの位、生きていると考えるべきか?
正確な情報はありませんが、基本的に、ウイルスは生物に寄生しないと生きていけないと言われています。ただし、人の体から外部に出たウイルスも数時間~数十時間は生存出来ると言われています。
生存出来る期間は、環境によって異なりますが、一つの参考として、インフルエンザウイルスの場合、洋服や紙などに付着したウイルスで8時間くらい、ガラス・プラスチック・金属などに付着したウイルスで24~48時間くらいは生存していると言われています。[*5-1]
意外かもしれませんが、つるつるしている素材の方が生存時間が長いため、外出先でそういった素材に触った場合には、より丁寧に手洗いなどを心がけるようにして下さい。
なお、新型コロナウイルスの感染力が無くなるまでの時間については、空気中(エアロゾル)で3時間、ボール紙上で24時間、プラスチック上で3日間という研究結果が発表されました。[*5-2](2020年4月11日追記)
また、皮膚上では、9時間程度は新型コロナウイルスは感染力を維持しているという研究結果が発表されました。[*5-3](2020年10月12日追記)
Q6:潜伏期間はどのくらいか?
長くて2週間程度と言われています。短い場合では3日以下でも発症する可能性があると言われています。
最長2週間の根拠は、主にSARSやMERSの例からの推測。最短3日は、ベトナムの感染事例で、感染者と接触した3日後には発症した事例が報告されている為です。
ただし、潜伏期間が14日より長い人が感染者の2%ほどいる模様です。これは、国内医師が中国の研究グループが発表した論文を分析した結果です。平均は5.8日。(2020年2月22日追記) [*6-1]
予防の為の行動制限などについて
Q7:症状が出ていない人は安全と考えて良いか?
残念ながら、無症状で感染していた人が確認されています。[*7-1]
また、人から人への感染も確認されています。[*7-2]
この為、無症状の人から感染するリスクが否定出来ません。
Q8:報道されている感染者のみに気を付ければ問題ないか?
前述の通り、無症状の感染者が既に確認されています。
また、今回の新型肺炎の症状は、通常の肺炎と大きく変わらない為、新型肺炎と診断されていないだけで、実は新型肺炎の患者が国内で既に多く発生している可能性もあります。
なお、新型肺炎の特徴について、「鼻水はあまり出ない」「90%の人は発熱する」「70%は空ぜきを伴う」との発表がありました。(2020年2月29日追記)[*8-1]
Q9:中国人や中国滞在歴のある人を恐れるべきか?
流行の中心が武漢(湖北省)である事を踏まえると、「潜伏期間内に武漢(湖北省)に滞在した人が感染しているリスクが、他の人よりも高い」と考える事は、合理的であると言えます。[*9-1]
また、データはありませんが、武漢(湖北省)から中国国内への移動者数が、他国への移動者数よりも多いであろう推測を踏まえると、同様に、「中国に滞在した人が感染しているリスクが、他の人よりも高い」と考える事にも合理性はあります。
ただし、武漢(湖北省)において、2019年12月には一定数の感染者がいた可能性が高い事、そして、武漢と日本の間には航空機の定期便が週38往復もあり、かなりの行き来があった事を考えると、既に日本にも相当数の感染者が訪れていた可能性が否定できません。[*9-2][*9-3]
これらの事から、中国滞在歴のある人だけを必要以上に意識する事はお勧めできません。もちろん、合理的ではない判断をして、差別に繋がるような行動も慎むようにして下さい。
Q10:近づかない方が良い場所はあるか?
感染者への接触を避けるという観点からは、可能であれば、人混みは避けた方が良いでしょう。
それ以外については、特にアドバイス出来る事はありません。
気を付けるべき予防について
Q11:ウイルス対策として出来ることはなにか?
まず、自分の免疫力を落とさない努力をする事です(睡眠、食事などに気を付ける)。
次に、感染者がいる可能性のある場所(人混みなど)を出来る限り避ける事。
その上で、外出時には、正しくマスク着用(鼻と口を覆い、隙間に気を付ける事)。可能であれば、眼鏡の着用も検討して下さい(目の粘膜保護)。[*11-1][*11-2]
そして、外出後には、丁寧な手洗いを確実に行うようにして下さい。また、効果は保証されていませんが、うがいも積極的に行うようにして下さい(うがい薬を利用する必要まではないと言われています)。[*11-3]
その他、外出中にも、可能であれば、手洗い、うがい、アルコール等による手の消毒などを積極的に行うようにして下さい。[*11-4]
以上です。
参考資料
以下、ネット上で確認できる参考資料です。
※全文を読むためには有料会員である必要がある記事を含みます。
※本文に直接関係ない記事でも、参考になると判断したものは含めています。
[*1-1]
「未感染者が予防のためにマスクを装着しても効果は限定的と言われる。なぜか。せきやくしゃみによって感染者から放出された飛沫は、秒速30~80センチメートルの速度で1~数メートルの距離まで飛ぶ。つまり、至近距離にいる感染者から、せきやくしゃみが放たれてわずか1秒から数秒の間、その飛沫がたまたま顔面に付着しそうになった時にのみ、マスクは飛沫の吸引を防ぎ、感染を予防してくれる。その偶然が起きない限り、マスクがもたらすのは残念ながら息苦しさと眼鏡の曇りでしかないのだ。なお、医療機関従事者がマスクを装着するのは、患者が集中する医療機関においてはその偶然が発生する可能性が高いからだ。同様の理由で、家族が感染してその看病に当たる場合などにはマスクの着用に一定の効果が期待できる。」
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月29日 「新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
[*1-2]
「コンビニエンスストアやドラッグストアで手軽に購入でき、花粉症の時などに使う「サージカルマスク」 (略) メーカーの担当者は、「『サージカルマスク』は、口からの唾液(だえき)や飛沫(ひまつ)などを飛散させないことを目的に使うマスクです。サージカルマスクはウイルスなどの『吸入』を防ぐことを目的として設計されていません」と説明してくれました。」
朝日新聞デジタル 2020年1月29日 20時45分 「新型肺炎、コンビニのマスクで防げる? 専門家に聞いた」
https://digital.asahi.com/articles/ASN1X621VN1XUHBI00T.html
[*1-3]
「新型コロナウイルスは「飛沫感染」「接触感染」の能力を持っている (略) (感染を防ぐには)第一に、感染した(と疑われる)人が飛沫を出さないこと。第二に、電車のつり革など不特定多数が触れるものには手を触れず、感染した(と疑われる)人が触れたものを消毒する、こまめに自分の手指を消毒することなどが有効な予防策になる。第一の「飛沫を出さない」ためにはせきエチケットを守ることが重要だ。せきが出そうになったら、マスクがあれば正しく装着する。なければティッシュやハンカチなどで口を覆う。それもなければ上着の内側に向けて、袖で口を覆ってせきをする。」※(感染を防ぐには)を追加する編集をしています
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月29日 「新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
[*2-1]
「N95は0.3マイクロメートルの粒子を除去できるフィルターがありますが、新型コロナウイルスは0.1マイクロメートルです。フィルターの穴を通過してしまい、吸引を防ぐことはできません。 (略) 感染症を扱う頻度が高い医療従事者を対象に、N95とサージカルマスクを使って急性呼吸器感染症への罹患(りかん)率を比較したデータがあります。両者に差はありませんでした。別の臨床試験でも、インフルエンザを含む罹患率の比較を行っていますが、N95が優位であったという結果はありませんでした。つまり、サージカルマスクをつけていてもN95をつけていても変わらないのです。」(葵佳宏医師の話として)
朝日新聞デジタル 2020年1月29日 20時45分 「新型肺炎、コンビニのマスクで防げる? 専門家に聞いた」
https://digital.asahi.com/articles/ASN1X621VN1XUHBI00T.html
「マスクで防ぐべきは「空気中に飛散するウイルスそのもの」ではなく「ウイルスを含んだ飛沫」と考えるべきだ。0.3マイクロメートルの粒子を95%以上除去する効率があるとする米国労働安全衛生研究所の規格「N95」の高性能マスクが売れているが、もしウイルスそのものを防ごうとすれば0.1~0.2マイクロメートルの新型コロナウイルスを防ぐには性能が足りず、ウイルスを含んだ飛沫(5マイクロメートル程度)を防ぐにはオーバースペックと言っていいだろう。」
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月29日 「新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
[*2-2]
「コロナウイルスは原則として飛沫感染により伝播します。現時点では空気感染の可能性はきわめて低いと考えられます。したがって、感染対策は標準予防策に加えて飛沫予防策・接触予防策を徹底することが基本となります。 (略) 患者および医療スタッフが飛沫を直接浴びないように、サージカルマスクやガウンを着用して診療にあたることが重要です。 (略) また、気管吸引、挿管などのエアロゾル発生のリスクが高い処置を行う場合には、一時的に空気感染のリスクが生じると考えられているため、N95マスクを含めた空気予防策の実施も必要となります。」
日本環境感染学会ウェブサイト 「新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症への対応について」
http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=328
[*2-3]
「防じんマスクは通常丸いものが多いですが、これでは鼻周りにフィットさせることができません。隙間ができてしまうのです。さらに、フィルターの目が細かい分、呼吸が苦しくなるので、長時間つけ続けることは難しいです。」(葵佳宏医師の話として)
朝日新聞デジタル 2020年1月29日 20時45分 「新型肺炎、コンビニのマスクで防げる? 専門家に聞いた」
https://digital.asahi.com/articles/ASN1X621VN1XUHBI00T.html
「過剰性能であることは、コストが過大になるだけでなく、性能と引き換えに装着時の息苦しさが甚だしくなることで、マスクと顔面の間に隙間を作ってしまったり装着を怠ってしったりすることにも繋がり、逆効果になる。市販マスクの主力である不織布製のものでも5マイクロメートル以上の粒子を捕捉する性能を持っており、新型コロナウイルスの飛沫感染を防ぐには十分と言えそうだ。」
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月29日 「新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
[*3-1]
「マスクは、風邪などの予防効果は科学的に立証されていない。しかし、インフルエンザ予防と同様、鼻やのどなど気道を保湿・保温することで、その粘膜を保護し働きを高めることは期待できる。また、自身の手で無意識に口や鼻に触れるのを防ぐことにもなる。」(久住英二医師)
東洋経済ONLINE 「コロナウイルスは正しく知れば「防御」できる」
https://toyokeizai.net/articles/-/327779
[*4-1]
「感染症のリスクを比較する上で致死率も大きな要素となる。SARSは約10%、MERSは約34%だった。今のところ新型肺炎は2~3%程度と低い。」
日本経済新聞 電子版 2020/1/29 16:28 「新型肺炎、どれくらい怖い? 感染力はSARS並み」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54982940Z20C20A1000000/
「WHOは新型コロナウイルスによるものとみられる肺炎の致死率を3%程度と推定している。季節性インフルエンザの0.1%未満と比較すれば高い割合だが、SARSの約10%、エボラ出血熱の約50%、MERSの約35%と比べると低い。」
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月29日 「新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
[*4-2]
「新型コロナウイルスは感染者に重篤な肺炎をもたらし、中国国内では100人以上の死者が出ているため、同ウイルスの感染症が「死に至る病」であることは間違いない。だが死亡例の多くは60歳以上、もしくは高血圧や内臓疾患など別の重篤な症状を患っていたとの報告もあり、新型コロナウイルス感染症自体は、十分な体力と適切な対症療法さえあれば、重篤化するもののただちに生命に危機を及ぼすものではないという見方もできると考える専門家もいる。」
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月29日 「新型コロナウイルスについて知っておきたい20のこと(随時更新)」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
[*4-3]
「新型コロナウイルスによる肺炎で、中国メディアによると、湖北省は30日夜、新たに317人の感染者を確認したと発表した。世界の感染者数は8100人を超え、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)を上回った。」
日本経済新聞 電子版 2020/1/30 23:20 「新型肺炎、世界の感染者8100人超 SARS上回る」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55071510Q0A130C2MM8000/
「重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染者数:約8000人、中東呼吸器症候群(MERS)の感染者数:約2500人」※記事中の表より
日本経済新聞 電子版 2020/1/29 16:28 「新型肺炎、どれくらい怖い? 感染力はSARS並み」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54982940Z20C20A1000000/
[*5-1]
「インフルエンザウイルスは、金属やプラスチック、ガラスなど表面がつるつるした物質や手では24~48時間生存するが、紙や繊維では8時間以内しか生存できない。」
日本経済新聞 電子版 2018/12/16 「インフルの季節が来た! ウイルス知識をクイズで点検」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38837920S8A211C1W03000
「コロナウイルスは、他のウイルスよりも表面での生存時間が長く、3~12時間生存するという報告がある。」
ナショナルジオグラフィック日本版サイト 2020.01.30 「コロナウイルスに感染しにくい機内の座席は? 研究」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/013000066/
[*5-2]
「米国立アレルギー感染症研究所の研究者らが(略)、新型コロナウイルスが感染力を保ち続ける「寿命」を報告した。最も長かったのはプラスチックの上で、最大で3日間、感染力を持っていた。銅の上では4時間、ボール紙の上では24時間で、感染力を持ったウイルスは見つからなくなった。どの環境でも、ウイルスは時間がたつほど減っていた。プラスチック上で、ウイルスの量が半分になる時間は、6・8時間程度だという。患者のせきやくしゃみなどによって飛び、密閉された空間で、空気中をしばらく漂う細かい微粒子「エアロゾル(エーロゾル)」中では、3時間感染力を保つことも確かめられた。」(米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの論文(https://doi.org/10.1056/NEJMc2004973)の解説として)
朝日新聞デジタル2020年4月11日 11時30分「コロナウイルス、感染力を保つ長さは? 空気中は3時間」
https://digital.asahi.com/articles/ASN496K3XN47PLBJ007.html
[*5-3]
「新型コロナウイルスが人の皮膚にくっついた場合、9時間程度は感染力を維持できると京都府立医大の研究チームが発表した。(略)ウイルスが検出できなくなるまでの時間は、インフルエンザウイルスは1~2時間(中央値1・8時間)だったのに対し、新型コロナウイルスは6~11時間(同9時間)だった。」
朝日新聞デジタル2020年10月12日 9時00分「新型コロナウイルスの「寿命」 皮膚上でインフルの5倍」
https://digital.asahi.com/articles/ASNB94TBWNB5PLBJ002.html
[*6-1]
「潜伏期間は現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられています。」
厚生労働省ウェブサイト 「新型コロナウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
「中国・武漢市からベトナムを訪れていて感染が分かった中国人家族の症状と、その治療経過を報告した論文が28日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。 (略) 論文を報告したベトナム人医師は「今回のケースでは、息子の潜伏期が3日以下であったことを示唆している」と指摘した。」
朝日新聞デジタル 2020年1月29日 12時53分 「親子はこうしてヒトヒト感染した 新型肺炎の経過実例」
https://www.asahi.com/articles/ASN1Y439BN1YULBJ00B.html
「武漢ウイルスの場合、これまでで最も長い潜伏期間は14日だった。」
ナショナルジオグラフィック日本版サイト 2020.01.30 「コロナウイルスに感染しにくい機内の座席は? 研究」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/013000066/
「潜伏期間は1~14日で平均5.8日と報告されている。」
日本感染症学会ウェブサイト「新型コロナウイルス感染症(COVID-19 infection)」
https://www.kansensho.or.jp/ref/d77.html
「東京慈恵会医科大の浦島充佳教授は、中国の研究グループが発表した論文を基に「潜伏期間が14日間より長い人が感染者数の2%ほどいる」と推定。」
日本経済新聞 電子版 2020/2/22付 「クルーズ客「陰性」一転「陽性」」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55961300R20C20A2EA1000/
[*7-1]
「政府のチャーター機で29日に帰国した無症状の2人からウイルスが検出され、うち1人のウイルス量は発症者と同水準だった。」
日本経済新聞 電子版 2020/1/30 23:00 「新型肺炎、水際での阻止に限界 症状ない人からも感染」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55068630Q0A130C2EA2000/
[*7-2]
「厚労省は30日、新型肺炎について「国内で人から人への感染が認められた」と正式に表明した。武漢市からのツアー客を乗せたバスの運転手とガイドの感染が判明したため。」
日本経済新聞 電子版 2020/1/30 8:56 「国内で人から人感染 新型肺炎、29日帰国者は3人陽性」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55017160Q0A130C2MM0000/
[*8-1]
「入院患者の症状は、多いものから発熱、せき、息苦しさ、筋肉痛と気だるさ、痰(たん)などでした。 (略) これじゃあ他の肺炎と同じではないか。」(外科医 中山 祐次郎氏のコメント)
日経ビジネスウェブサイト 2020年1月30日 「新型コロナウイルスは怖いのか?」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00135/00017/
「今回の新型ウイルス感染症では、潜伏期間中にも他者へ感染させる可能性が指摘されており、不顕性感染(感染しても症状が出ない状態)も多く、初期症状も軽いとされる。体調の異変を感じて早めに受診しても、新型コロナウイルス感染症と診断を受けずに後日、再度受診して判明するケースが後を絶たない。」
(久住英二医師)
東洋経済ONLINE 「コロナウイルスは正しく知れば「防御」できる」
https://toyokeizai.net/articles/-/327779
「世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は(略)各地からの報告を踏まえ、新型肺炎の症状の特徴について、「鼻水はあまり出ない。90%の人は発熱し、70%は空ぜきを伴う」とも述べた。」
朝日新聞デジタル 2020年2月29日 1時06分「新型肺炎の拡大リスク「非常に高い」に引き上げ WHO」
https://digital.asahi.com/articles/ASN2Y05SBN2XUHBI03C.html
[*9-1]
「日本経済新聞が2018年の人口を基に集計したところ、人口100万人あたりの感染者数は新型ウイルスが発生したとされる武漢市のある湖北省が120人と突出している。」
日本経済新聞 電子版 2020/2/2 0:30 「中国経済、春節明けも休止 新型肺炎で生産再開延期」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55156300S0A200C2MM8000/
[*9-2]
「国土交通省によると、武漢への定期旅客便は成田、関空、中部、福岡から計週38往復あるという。」
朝日新聞デジタル 2020年1月23日 12時51分 「中国・武漢便を利用の企画旅行、JTBが当面中止」
https://digital.asahi.com/articles/ASN1R4417N1RUTIL001.html
[*9-3]
「1月1日以前に感染が確認された47人のうち、感染源とされる海鮮市場に関係していたのは55%だけだったと分析。1月1~11日に医療従事者7人が感染していたことも明らかにした。研究チームはこうした情報をもとに「12月中旬から濃厚接触を通じて人から人への感染が起きていた証拠だ」と結論づけた。」
日本経済新聞 電子版 2020/1/31 13:57 「新型肺炎「人から人」12月中旬発生か 米誌に中国チーム」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55081460R30C20A1FF8000/
[11-1]
「一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗い、うがい、アルコール消毒など行っていただくようお願いします。」
厚生労働省ウェブサイト 「新型コロナウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
[11-2]
「王氏は (略) ウイルスはまず結膜に入り、全身に回った疑いが濃い (略) 最前線で治療する医師が保護メガネを着用することが重要だとの見方を示した。」
朝日新聞デジタル 2020年1月24日 17時44分 「新型肺炎「結膜から感染の疑い」? 感染した医師が指摘」
https://digital.asahi.com/articles/ASN1S5T4CN1RUHBI08D.html
[11-3]
「うがいに関しては、長時間の外出後に自宅で行っても、あまり効果は期待できない。ウイルスが粘膜に付着してから15~20分で体内に侵入し、感染を成立させるとも言われるからだ。」(久住英二医師)
東洋経済ONLINE 「コロナウイルスは正しく知れば「防御」できる」
https://toyokeizai.net/articles/-/327779
[11-4]
「手洗いなど一般的な衛生対策を心がけてください。手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。」
厚生労働省ウェブサイト 「新型コロナウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html